水内は、これからのテーマは、
決定力と 突破力、言うてた。
今回の問題は、そこじゃないよ。
問題は、個々の力を出せなかった事。
それは、個々の力を生かす組織が無かったから。


世界との差は、個々の差だ、と言うのは 解る。
ただ、だからと言って、個々で 勝負出来るように、
ってのは、短絡的すぎる。
そんなもん、もう 大昔に 諦めた事。
身体能力を 上げるなんて、非科学的だから。
劣る部分を 補う為に、秀でた部分を 生かす為に。
自分達を 見つめなおす事を、
もう一度 するべきじゃなかろうか。
自分達に 合ってないサッカーを した事が、
今回の結果でしょ。
なんとなくで、なんとか突破 出来るのは、
アジアまで。
世界で 戦うならば、自分達の力を 出し切る術、
を 見出すべきでは なかろうか。


加茂の時までは やっていたじゃないか。
自分達のサッカーを。
出来てたかどうかは別として。
少なくとも、目指すべき所を 目指して、
段階を踏んで行く事は、
結果だけが たまたま出てる状態より、
よっぽど 意味がある。


ブラジル戦、ブラジルは、
日本は 退いて、後ろには 人数が居るが、
中盤のプレッシャーは 甘甘で、
前向いて簡単にボール持てる。だから 持った。
日本は ボールサイドに引っ張られる。
だから、逆サイドの裏に サイドバックが上がった。
これは、チームの戦術とか、監督の指示ではなく、
個人の判断だと 想う。
要は、ジーコは このブラジルみたい事を、
日本の選手に 求めたんだと想う。
ただ、日本人に それがスグ出来るワケがない。
日本人は、空いてる。じゃあ 自分が行こう、よりも、
誰か行くかな、と 想うから。
いい意味でも 悪い意味でも、人の事を考える。
我れが 我れがとゆうのは、気質じゃない。


日本人は、正しい判断は出来るが、
時間がかかり、決断にも時間がかかる。
何より、大成功よりも、失敗しない事を 選びたがるから。
シュートを撃たない事より、
ギリギリのシュートを 外す事を 叩く。
だから、その判断の時間、決断の時間を、
決まり事で、短くする。
それが、日本の方向性だと想う。
本当は、個々が 判断して 決断すべきだが、
そこに行くまでに 段階が必要。
これは しょうがない。
そう 教え込まれて生きてきたから。


そうゆうチーム作りをしなければならないのだが、
ジーコは、その術を 持たなかった。
ジーコの 監督経験の無さから来る、
チーム把握能力と、チームを作る能力の低さ。
全ては そこでしょ。